■Ethereum(イーサリアム)とは
Ethereum(イーサリアム)は、略号がETHの仮想通貨(暗号通貨)です。
時価総額で、ビットコインに次ぐ2位を長く維持していて、通貨は、イーサ(Ether)とよばれます。
もともとは、イーサリアムプロジェクトとよばれる、スマート・コントラクトを構築するためのプラットフォームや関連するソフトウェアの名称でした。
その名残で、今では通貨自体もイーサリアムと呼ばれています。
イーサリアムとは、ブロックチェーンにスマートコントラクト(契約情報)を記述する仕組みです。ビットコインは、ブロックチェーンによってすべての取引履歴を管理していますが、イーサリウムは、取引で行われる契約を、分散型のネットワークであるブロックチェーンに書き込み、その書き込まれた契約内容が実行されます。
イーサー(ETH)は、イーサリウムの仮想通貨で、ビットコイン同様、売買や取引が可能です。
イーサリアムは、仮想通貨の価値が2位ということもあり、1位のビットコインとよく比べられます。
どちらも、ブロックチェーンの技術を使用していますが、仮想通貨としての特性は全く違います。
ビットコインが通貨そのものであるのに対し、イーサリアムはプラットフォーム(基盤)です。
ビットコインは物やサービスとの交換といった支払い機能がありますが、イーサはEthereumネットワークの使用料金として使用します。
イーサリアムの最大の特徴は、スマートコントラクトとよばれる仕組みを導入した点です。
別名『契約の自動化』ともいわれ、ブロックチェーン上で、自動で契約を行うことができます。
ビットコインは、取引の記録をブロックチェーンに残します。
それに対し、イーサリアムは取引記録と一緒に契約情報も残します。
ユーザーが独自に決めた「契約」を実行してくれる技術で、ユーザーは誰でも自由に「契約」を記述し、実行できるのです。
■Ethereum(イーサリアム)の導入の背景
マイクロソフト社がイーサリアム基盤のブロックチェーンを導入しました。これがイーサリウムの火付け役となり、世界中でイーサリアムが注目されました。
イーサリアムの導入の背景には、ブロックチェーンのテクノロジー活用の、コストがかかり、難易度が高いことで、活用が難しいことが関係しています。イーサリアム基盤のツールを活用することで、簡単にまたコストを抑えて、ブロックチェーン基盤のアプリケーションを使えるようになりました。
また、仮想通貨時価総額でもビットコインに引き続きイーサリアムは2位で、急成長中の仮想通貨として、注目を浴びています。
DAOやLISKもEthereumの仕組みを利用しています。
■スマートコントラクトとは
スマートコントラクトを直訳すると、賢い(=smart)契約(=contract)という意味になります。
スマートコントラクトは中央管理者を介さずに契約内容を自動執行できます。その内容はブロックチェーンに記録されるので、不特定多数のデータベースに記録されることになります。つまり、ビットコインの取引記録と同じで改ざんが極めて難しいということです。
従来の契約では、中央管理者として銀行や証券会社、裁判所、登記所などが存在していました。スマートコントラクトによって、これらが不要になるので、コストと時間がかからないことになります。
また、契約の際に必要な捺印や署名なども不要です。ビットコインの取引記録と同様に不特定多数の人の目にさらされている点が信頼性の高さにつながっているのです。
■Ethereum(イーサリアム)の特徴
仮想通貨の略号はETH
ETHの発行上限枚数は理論上無限
マイニングでのETHを入手するのは現実的ではない
時価総額は仮想通貨の世界で2位
イーサリアムはハードクウォークによって2種類に分離した
バージョンアップを4回行った
スマートコントラクトを利用しているので安全な仮想通貨取引を実現できる
マイクロソフトと提携
いつも閲覧ありがとうございます^^
お疲れやまでした!
知的体育会系アート脳の変化人(@satoimocoin)です!