ビットコイン(bitcoin)の仕様変更による問題点の解決
ビットコイン(bitcoin)の仕様変更による問題点
ビットコインの問題点、将来どうなる?の記事で挙がっていた問題を解決する方法として、まずビットコイン(bitcoin)【BTC】の仕様を変更する方法があります。
ビットコイン(bitcoin)【BTC】の発行上限やハッシュ関数(SHA-256等)は決まっていますが、ビットコイン(bitcoin)【BTC】自体はソフトウェアなので、その仕様は理論上変更することが可能です。
(大きな影響を与えるような変更は、コミュニティの合意問題があるため現実的には起こりにくいと言われています)
仕様変更の種類を大きく分けると【ハードフォーク(hard fork)】と【ソフトフォーク(soft fork)】の2つがあります。
ブロックチェーンが分岐することを「フォーク」する、恒久的な分岐をハードフォーク、一時的な分岐をソフトフォークと言うこともあります。
ハードフォークとは?
ハードフォークは、旧バージョンで有効だったルールを新バージョンで無効とし、旧バージョンで無効だったルールを新バージョンで有効とすることです。
例えば、ブロックのサイズ制限を変更することはハードフォークになります。
ハードフォークの際は、旧バージョンと新バージョンのビットコインでルールが違うため、完全にブロックチェーンが分岐化して合流することはありません。
ハードフォークが行われると旧バージョンを使って行われた取引が、新バージョンでは完全に無効になってしまうという問題があります。
ビットコインの利用者が、最新な情報を確認しているとは限らないため、バージョンアップ情報が伝わるのには時間がかかり、短期的にマイナーやノードに集中化が起こる可能性もあるため、この変更は簡単には実行できません。
また、例えば「別のビットコイン」を作るとしてコミュニティが分裂してハードフォークが行われる際にも同様の現象が起こります。
ソフトフォークとは?
ソフトフォークは、新バージョンでルールをより厳しくし、旧バージョンでは有効だったルールを新バージョンでは無効とすることです。
この場合、新バージョンのマイナーが生成したブロックは旧バージョンでも有効なブロックとして判定し、一時的な分岐にしかなりません。
ブロックチェーンは最も長いものを有効なブロックチェーンとする、というルールを考えると分かり易いです。
旧バージョンのマイナーから見ると、旧バージョンのブロックと新バージョンのブロックの両方を有効とするので、結果的にはより長いブロックチェーンを優先することになります。新バージョンのマイナーのほうが多ければ新バージョンのブロックがより長くなるため、結果的に旧バージョンのマイナーも旧バージョンのブロックを無効と判定し、新バージョンのブロックチェーンに移れるという仕組みになります。
このような仕様変更の場合は大きな影響はないと考えられるため、実際に何回か実施されています。
ビットコインの拡張と仮想通貨の広がり
ビットコインのブロックチェーンの仕様自体を変更するのでなく、新しい技術をビットコインに適用し、問題解決を図ろうとする動きもあります。
また、一から仕様を決定し、ビットコインを改良した新しい仮想通貨を作るという人々も現れており、これらの動きは、アルトコインやビットコイン2.0と呼ばれています。
特にビットコイン2.0では、単なる問題解決ではなく、通貨だけではなく契約や取引自体の保存・移転をブロックチェーン上で行うような応用が進んでおり、ブロックチェーンの応用の第1号であるビットコインをはじめとして、仮想通貨は将来どんどん広がっていくことになると見解されています。
いつも閲覧ありがとうございます^^
お疲れやまでした!
知的体育会系アート脳の変化人(@satoimocoin)です!