中国でマイニングが禁止に?停止命令?いつから?仮想通貨
中国でマイニングにも規制があり禁止になると報じられました。マイニングの停止命令なのか自粛の要請なのか仮想通貨市場への影響が懸念され話題となっています。禁止されるとすればいつからで、期限や期間もあるのでしょうか。中国の仮想通貨に関する規制は市場へ影響してきましたので、中国でのマイニング規制は重要なニュースとなっています。
中国でマイニングに規制(禁止?抑制?)
中国当局が中国のマイナー(マイニング団体)に対してマイニング事業の操業停止を求めるよう地方当局に指導したと報じられました。
期限は設けられていませんが、自主的な閉鎖を求めているとのことです。
禁止ではなく、計画的な抑制となり、マイナーが中国から撤退することは長期的にみると時間の問題になりそうですが、
既に中国勢のマイニングシェア率が高く大規模化しているため、急に撤退するような話ではなさそうです。
当面は中国勢のマイニングシェア率は変わらないと見解されています。
公式の声明文などは発表されていませんが、中国のマイニングファームが設置されているウイグル自治区の当局は、通知の受け取り事実を承認したそうです。
韓国の取引所禁止法のニュースと重なったためか、ビットコインをはじめとする仮想通貨の全体価格も下落していました。
(2018年1月11日)
中国政府の狙い
規制内容は「電力消費量の制限」です。
元々、中国は2017年9月に仮想通貨の取引とICO(イニシャルコインオファリング)を禁止しており、世界に先立ち仮想通貨に対する規制を強化していた国となります。
仮想通貨の取引とICOを禁止した当時から、マイニングに関する規制についても言及されていましたが、具体的な規制内容などは公表されておらず、中国のマイナーはビットコインをはじめとする仮想通貨のマイニング活動を続けていました。
そして今回、マイニングに関する具体的な規制内容が発表された形となります。
規制内容は禁止?制限?
規制内容は「電力消費量の制限」ですので「禁止」という厳格なものではないそうです。
計画的に抑制していくというニュアンスです。
ですが、実質マイナーはマイニングできる量が制限されますので、今までよりも収益性が低くなることになります。
中国政府の電力消費量に関する規制の内容によっては、ビットコインのハッシュパワーの多くが中国から別の国に移る可能性があります。
電力自体の安い場所か、寒冷な国が候補地として有力視されているため、アイスランドに普及するような意見も見られます。
現状の中国のマイニングシェア率
中国は、電力で安価で労働力がありますので、仮想通貨のマイナーが集中しており、ビットコインの約3分の2が中国でマイニングされています。
今回の規制で、長期的には仮想通貨市場全体へどう影響するのでしょうか、、
悪影響とも好影響とも言われています。
好影響?
マイニングの抑制や禁止はあくまでも中国国内のため、中国のマイニング業者が世界各国に進出することになれば、仮想通貨の市場は更に煽られることにもなりそうです。
また、中国でのマイニングが停止となれば、マイナーの寡占化が改善され、51%攻撃のリスクが減少するため、ビットコイン市場に対してよい傾向とも捉えられています。
マイニングの規制が進み中国でマイニングが行われなくなれば一時的なビットコイン送受金の遅延が更に増える可能性もありますが、ビットコイン供給量の減少によって需要の高まりが起きる可能性もあります。
今後も中国のマイニング・仮想通貨に対する規制に注目が集まります!
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