平成の意味と由来!決めた人や決め方は?【意外な元号の歴史と物語】

平成の意味と由来!決めた人や決め方は?【意外な元号の歴史と物語】 雑記(知的体育会系マインド)



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平成の意味と由来、決めた人や決め方など、平成とは?まとめて解説しています。大正・昭和・平成と続く元号ですが、2019年5月1日から新しい元号の時代が始まります。どんな元号になるのか予想したりすると、平成の意味や由来が気になりましたので、色々調べてみました。意外な元号の歴史と物語もありました。

 

平成とは

平成(へいせい)とは「元号」のことです。平成は昭和の次の元号で、西暦1989年に昭和64年の途中(1月8日)から平成元年として平成時代は始まっており、当時の内閣官房長官である小渕恵三が発表しました。

平成31年は西暦2019年のことですが、西暦は世界共通で使用されています。

西暦はキリストが誕生したとされる年を元年とする年代の数え方です。

平成(元号)は日本国内だけで使われていますが、そもそも元号という考え方自体が世界で日本だけなんです。

元号自体の由来は中国からなんですが、中国ではもう使われていません。

外国人からすると、平成(元号)って意味あんの?って感じかも知れませんね、、

 

西暦2019年(本年)は平成31年にあたりますが、元号平成は4月30日までの予定で、2019年5月1日から新元号になります。

 

平成の意味

平成という言葉自体に意味はありません。

あくまで元号として造られた?名付けられた?言葉(造語)ということになります。

元号は「俗用されていない言葉を付ける」という決まりがありますので、必然的に辞書に載っていないような造語となるんです。

ですが、それでも根拠となる文献などの出典元は存在します。(平成の由来で解説します!)

その出典元から平成と決められた理由を辿ると、平成は、「天地、内外ともに平和が達成される」という意味合いが込められている?というニュアンスになります。



平成の由来(出典)

元号の根拠となっているのは元号法に基づいて決められています。(元号法はこの後に解説します。)

平成の名前の由来は、史記(しき)という中国の歴史書からきています。

史記とは、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書で、二十四史あるなかの一つです。

二十四史の中でも漢書と並んで最高の評価を得ており、単に歴史的価値だけではなく文学的価値も高く評価されています。

日本でも古くから読まれており、元号の出典として12回も採用されています。

平成の次の元号も中国の歴史書から出典されそうですね、、

 

平成の意味は先ほど挙げた通り、「天地、内外ともに平和が達成される」という意味になりますが、

・「史記」五帝本紀からの「内平外成(内平かに外成る)」

・「書経」大禹謨からの「地平天成(地平かに天成る)」

この2つに「平」と「成」が入っていることから、平成と付けられました。

そして、「内外、天地とも平和が達成される」という意味になります。

元号が重ねられるたびに平和を尊いものとする意味合いが濃くなっているようにも感じられますね、、

 

また、昭和の場合には、「書経」という中国の歴史書に「百姓昭明、協和万邦」という記載があり、そこから2文字を取って「昭和」とされており、昭和の意味は「国民の平和と世界の共存繁栄を願う」になります。

 

平成と名付けた人・提案者

現在の元号「平成」は陽明学者が考案し、閣議決定されています。

東洋史学者で東京大学名誉教授の山本達郎氏によって提案されたとありますが、平成7年に歴史の新事実として、名付けた人・提案者が新聞報道されています。

元年から7年経って平成の元号が国民に定着した頃でしょうか、、

平成は陽明学者の故・安岡正篤氏が考案、その後、山本達郎氏が再提出し新元号に決まったとされています。

政府が4人に元号の考案を委嘱し、平成の他に「修文」や「正化」などの案が提出され候補に挙がっていました。

 

平成という元号になるまでは「平成」「修文」「正化」の3つが候補に挙がっていましたが、修文(しゅうぶん)と正化(せいか)の場合、昭和のローマ字表記のアルファベットの頭文字「S」と被るので、頭文字が同じ「S」で不都合なのではないかという意見が出たため、全員一致で平成となった。とされています。

 

元号の決め方とルール

元号法は、元号(年号)について定めた日本の法律で、昭和54年の1979年に制定されています。

元号法は2項から成り立っており、具体的な制定手続きも、元号が満たすべき条件のようなものも規定されていません。

元号法では元号を政令で定めるとしているだけで、実は具体的な決定方法は定められていないんですね、、

 

<元号法>

第1項: 元号は、政令で定める。

第2項: 元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める(一世一元の制)。

 

<元号の選定条件>

  • 国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。
  • 漢字2文字であること。
  • 書きやすいこと。
  • 読みやすいこと。
  • これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
  • 俗用されているものでないこと。

 

なので、アルファベットの表記が被らないように、という噂や説は元号法で定められている訳ではないんですね、、

 

流れとしては、こんな感じでしょうか。

 

  1. 漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案
  2. 内閣官房長官が選定
  3. 閣議で協議
  4. 国民を代表する形で衆参両院議長の意見を聞く
  5. 閣議で決定

 

【最後に】平成の次の新元号は?

2019年の5月1日に現在の皇太子徳仁親王が即位し、新しい元号の時代が始まります。

新しい元号は「元号の決め方とルール」で解説した選定条件の基準で選定され、4月1日ごろに公表される予定です。

平成の次の元号は何になるかと予想されていますが、今回も今までの慣例にそって中国の五経から出典される可能性が高いんじゃないでしょうか、、

もう1,000年以上も続いていますから、、

中国の歴史書に詳しい方なら、文字の予想くらいで出来るかも知れませんね、、

 

また、可能性が低いのはローマ字にした時のアルファベットの頭文字が、「M・T・S・H」から始まるものですね!

平成の元号が決まるときに、 Sから始まるものは昭和と重なるため除外されましたので。

  • 明治の「M」
  • 大正の「T」
  • 昭和の「S」
  • 平成の「H」

 

また、元号によく使われる漢字もあります。

「永」「元」「天」「治」「応」「正」「長」「文」「和」は何度も使用されていますので、この中の漢字がまた使われる可能性もあります。

 

キラキラネームみたいな読み方だけはイヤですね、(笑)

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